超でもキセキでもなくて普通に起こるで〜〜〜(笑)
地球は地軸を芯にして回ってまっしゃろ? ほんで地球の北極点と南極点を真半分に切ったトコが赤道でその赤道の延長線上に天の赤道もあるんやけど・・・
地球が太陽の周りを回るいわゆる公転軌道はこの赤道に対して23度26分傾いてたりするんで、地球から見ると太陽は天の赤道に対して23度26分傾いたいわゆる「黄道」を1年かけて移動して行かはるねん。
ほんで、この地球が太陽の周りを365日かけて回る公転軌道と、月が地球の周りを27.32日かけて回る公転軌道はさらに5度くらい傾いてるんで、地球から見ると天の赤道に対して23度26分傾いた黄道からさらに5度傾いた「白道」っちゅう月の通り道が出来るわけ。
ちなみに、太陽暦(太陽がネ申!)なエジプトとかインドとか西洋は、この黄道の太陽の位置で今何月なんかが解ったりするんで黄道を12等分して、ソコにあるギリシア神話の星座と、ナイルの氾濫時期とかヒトの一生を関係づけて占星術っちゅうんが生まれたりしたわけで・・・
太陰暦(お月さん主体)な中国ではこの白道をまず4つに区切って、東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀の四象に分けて、さらに日曜から土曜まで7つに区切って二十八宿っちゅう考え方が出来たわけどす。
ってことで、白道上にある星は月に1回必ずお月さんに隠れる「星蝕」を経験しはるわけで、ただそれが月の昇る前とか昼間やったり、名も無き星やったりすると誰も騒がへん訳どす(笑) また、太陽の次に明るい月が暗い暗い星隠すんやし、欠けてるお月さんの明るい方から星を覆う場合眩しくて何時「星蝕」が起こったんか解らへんし、あんまおもろないわけで・・・
あ、「星蝕」の中でもいっちゃん面白いとされてるんは月面に、山谷が存在してるがために、お月さんの暗い方の縁ギリギリで「星蝕」が起こると、縁にある山のトコで消えて谷のトコでまた現れるという星が瞬きを繰り返す「接蝕」(接触とちゃいます)という不思議な現象がオマス。
ンで、365日かけて回ってる太陽(実際は地球が回ってんねんけど)の通り道「黄道」と27.32日かけて回ってはるお月さんの通り道「白道」の交差点にタマタマお月さんとお陽さんが出くわしはって、太陽-月-地球って並ぶと日食が起こるし太陽-地球-月って並ぶと月食が起こる訳どす。
ちなみに・・・地球が太陽の周りを回る公転軌道とほぼ同じ角度でいわゆる太陽系の惑星(水金火木土天海)も回ってるんで惑星もだいたい赤道付近に居てるわけ。で、当然の事ながら黄道と白道の交差点で、公転周期がバラバラやし金星とか木星の星蝕もタマ〜に起こっとります。
ンで、惑星も結構大きく見えてたりするし遙か彼方の恒星より近いとこに惑星は居てるわけなんで、惑星が恒星を隠す「掩蔽(えんぺい)」っちゅうんも奇跡的にあったりします。コレ見れるんは2035年2月17日の金星が射手座のパイ星を隠すときまであらへんし当分先の話やね。
ほんで、惑星同士の「掩蔽」も超奇跡的に存在するわけで、コレは「通過」てゆいます。前回は1818年に木星を金星が通過しはって、次回は2065年にまた同じ事起こります。
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